水道水フロリデーション
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京都市の門川大作市長の映像・動画とフッ化物洗口関連の内容の抜粋を山梨県の安居尚美NPO日F会員がまとめました。京都市長さんからの了承も得られています。


第73回全国学校歯科保健研究大会
○主催  文部科学省・日本学校歯科医会・日本学校保健会
○平成21年10月29日(木)〜30日(金)  京都市






門川大作京都市長

動画はこちらで
http://www.ydca.jp/mennber/2009/10/20091029f/


三師会との懇談会の場で、ある歯科医の先生から「京都市はどうして小学校のフッ化物洗口が進まないか」と聞かれました。京都市では平成5年から始めました。そして平成15,16年度までに十二校でやっていました。
しかしそれ以上進まない。十二校というのはすばらしい成果でした。
平成17年に3年間で全校でフッ化物洗口をやろうということ(話)に、ほんまにできるんかなといろんな議論がありました。子供にとって良いことはやっていこう、現に反対運動もその当時からあるわけですけど、科学的にもしっかりした論理がある。
現に十二校ですばらしい実績をあげて、これをひろげない手はない。非常に困難をともないましたが、学校保健委員会、PTA,校長会、養護教員の研究会が、さまざまな努力をしていただいて、平成19年度には全校でできた。
この取り組みは
単に、歯と口の健康だけでなく、学校が一人一人の子供の親の同意を得、説得してそして始まったため、学校と家庭が親が一体となり、子供のためになる取り組みができたことは画期的なことである。こうした先進的な取り組みが「早寝早起き朝ごはん」につながり
生活の基軸礎えが、学力につながる
歯と口の健康というのは、単に歯と口の健康だけでなく、生活の面でも子供の育ち学び全体の健康につながる。それを改めて実感しました。

自由集会
メインテーマ「食育・・・学校歯科の やくわり」
サブテーマ1
「フッ化物洗口がもたらすものとは?・・・豊かな心と体をはぐくむために」

趣旨
 フッ化物洗口は優れたむし歯予防の一手段として、今日多くの学校で行われるようになってきました。でも、学校でフッ化物洗口が行われる理由は、単にむし歯を減らすことだけにあるのでしょうか?
 子どもたちの豊かな心と体をはぐくむための、学校歯科保健におけるフッ化物洗口の持つ意味について考えてみませんか。

1−a フッ化物洗口の基礎、意義
なぜ学校でフッ化物洗口なのか?
 学校でフッ化物洗口を行うということは、単にむし歯の減少を目的とするだけでなく、ヘルスプロモーションの理念に基づいた「生きる力」を育むための、優れた歯科保健教育の教材として意義があり、また、フッ化物洗口を通じて、地域や家庭を含めた学校歯科保健活動全般の活性化にも繋がるものと考えます。
 ここでは、学校におけるフッ化物洗口の意義について語り合いましょう。

1−b フッ化物洗口の普及
 京都府では昭和51年に北部の小さな小学校で始まったフッ化物洗口が、平成20年末で306施設、78,226人の子どもたちが実施するまで普及しました。当初は行政や学校の先生に協力を求め、保護者の理解を得るために色々な問題に出会いました。しかしその出会いの中で本音をぶつけ、正しい知識を持っていただくことで、よき理解者になっていただきました。
 実施して数年が経ちますと、子どもたちの口の中、そして歯そのものへの関心が、明らかに変ってきます。むし歯予防で大事なのは、「フッ素」「歯みがき」と答えてくれる子どもたちがここにはいます。
 卒業する時に、「先生、僕の歯を丈夫に大事にしてくれてありがとう」と子どもたちが言ってくれる喜びを、皆さんとともに分かち合いましょう。

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